お願いです❣! 保護者の方は身体を張って我が子のいのちを守ってあげてほしい。

「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために 10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」。これは、教頭に言われた言葉です。>

※これが今の教育現場なのか、、ありえない教頭の言葉に、もはや子供たちにとって

学校はすでに【百害あって一利なし】【命の危険に晒される牢獄】となり果てた。

これは、現代の大人社会の縮図が学校の姿ともいえる。

日本、反社社会、膿み果てた国・・・

お願いです❣!

学びは学校だけではない、人生を終えるまでいつでも学べる。

保護者の方は身体を張って我が子のいのちを守ってあげてほしい。

 

何故なら、今の偏差値教育の狎れの果てが昨今の政治屋であり、官僚なのだから・・・

学校不要論が噴出して当然ムカムカムキー

 

旭川14歳少女イジメ凍死》“遺族の手記”全文公開「お母さん、死にたい」爽彩さんは2度母親に訴えた

旭川14歳少女イジメ凍死事件 ♯23

「文春オンライン」特集班

今年3月、北海道旭川市の公園で凍った状態で発見された廣瀬爽彩さんの遺族の代理人(石田達也弁護士)が8月18日、旭川市内で記者会見を開き、遺族の手記を公開した。

 文春オンラインでは、これまで、失踪直前まで爽彩さんが凄惨なイジメによるPTSDに悩まされていた事実などを報じてきた。これらの報道を受け、今年4月旭川市はイジメが実際にあったかどうか再調査を開始するなど、第三者委員会による調査が進められてきた。遺族は今回公表した手記の中で、「爽彩に何があったのか、真相を明らかにして欲しいと願っています」と改めて訴えた。

 今回公表された「遺族の手記」全文は以下の通りである。

 

 遺族の手記

 2021 年 8 月 18 日

 廣瀬爽彩の遺族 

 今年2月13日、爽彩は、失踪しました。それから約1ヶ月後、爽彩は、近くの公園で発見されました。その現実を受け入れられないまま、いつかまた帰ってくるのではないか、戻ってくるのではないか。そんな気持ちのまま、時間だけが過ぎています。どうして、もっと早く爽彩を見つけてあげられなかったのか、いまも悔いています。

 小学生の頃の爽彩は、元気いっぱいの女の子でした。ちょっと目立ちたがりなところがあり、声が大きく快活で、みんなを引っ張っていく明るい女の子でした。学芸会では、元気な合唱を披露し、演劇では、長いセリフもすらすらとこなし、目立つ役どころを演じていました。ナレーションを担当しながら、舞台の役もこなす。そんな姿に、みんな感心していました。小学生の頃から勉強が好きで、算数を得意科目にしていました。小学生ながら自分なりに方程式を見つけ出し、習っていないやり方で難しい問題をすらすらと解くことがありました。

 2019年4月、中学に進学してからも、爽彩は、学校が大好き、塾も大好きでした。爽彩は、入学してすぐ、学年委員長と学級副委員に1年生の代表として立候補しました。2年生になったら生徒会に入りたい、そして将来は生徒会長になって、みんなのために頑張りたい、ということをよく話してくれました。部活では「合唱部に入りたい」と話していました。爽彩は、いつもキラキラした目を輝かせながら「いつか生徒会で頑張る」と元気いっぱいで、小学生の頃よりも、ずっと生き生きしていました。中学生活を、生徒会長で終わりたい、部活もやりたいし、塾も行きたい、という夢を抱きながら、希望に満ちた中学生活を送り始めました。

 

4月後半から、爽彩は、笑わなくなりました。

 ところが、4月後半頃から、急に、爽彩の様子が変わり始めました。塾の先生から「授業に遅刻しています」と言われることが増えました。また、それまで自宅のリビングで私と一 緒に時間を過ごすことが多かったのですが、その頃から、部屋に閉じこもりがちになっていきました。そして、爽彩の帰りが遅くなるのが、気に掛かるようになりました。午後7時、8時になっても帰ってこないことが多くなり「どこに行っているの?」と尋ねると、爽彩は「公園・・・」とだけ答えていました。

 4月後半から、がらっと人が変わったように、爽彩は、笑わなくなりました。一人になって、部屋で泣いたりする声を聞くようになり、それまでの明るさを失い始めているようでした。私と一緒によく外出していたのですが、この頃から、ぱったり、お出かけに付いてこなくなりました。外食でも、買い物でも、いつも一緒に付いてくる爽彩が、「いかない」「いきたくない」と繰り返すようになりました。いつもキャッキャと楽しそうに話していた爽彩でしたが、本当にがらっと、人が変わってしまい、この頃から、学校でいじめに遭っているのではないか、と疑うようになりました。

「お母さん、死にたい」と言い出すようになった5月

 5月の連休中、午前3時~4時頃、爽彩はいきなり自宅の玄関をガチャガチャと開け、バタンという大きな音を立てて飛び出していきました。爽彩は「いかなきゃいけない。先輩に呼ばれているから」と泣きじゃくりながら答えていました。関係する生徒2人の名前をきいていたので、対応を求めましたが、学校の担任は「真夜中に呼んだだけなので気にしないでください」と言いました。「娘はガタガタふるえていたし、いじめとかないんでしょうか」と尋ねると「いじめるような子たちではありません」と担任は話していました。

 同じ頃、爽彩は「お母さん、死にたい」言い出すようになりました。「死にたい」という言葉を、少なくとも2回は聞いたと思います。元気なく話す姿は、それまでの爽彩とは全く別人のようでした。そこで、私は、担任に相談しました。しかし、担任は「思春期ですからよくあることですよ」と素っ気ない答えでした。

 

10人の加害者の未来と1人の被害者の未来、どっちが大切ですか

 6月下旬、爽彩は、先輩に呼び出されたまま自宅に帰らず、深夜になってコンビニエンスストアで保護されました。これはおかしいと感じた私は、学校で担任に事情を聞きました。「本当にいじめはないんですか」。担任に尋ねると、「いじめなんてわけがない。いじめていたら、じゃあなんでリュックなんて届けてくれるんですか」と、「いじめ」を、あっさり否定されました。

子どもたちに囲まれ、ウッペツ川に飛び込んだ事件の後、爽彩の携帯電話に、いじめを受けていることを示す履歴があることを学校に知らせました。教頭は「いじめが本当なら指導しないといけないので」と返答がありました。しかし、その後も、何の対応もしてもらえませんでした。それどころか、爽彩の入院中、学校に呼び出された際、教頭から「いたずらが行き過ぎただけで、悪意はなかった」「加害者にも未来があるんです」と頭ごなしに、いじめを否定されました。

「10人の加害者の未来と、1人の被害者の未来、どっちが大切ですか。10人ですよ。1人のために 10人の未来をつぶしていいんですか。どっちが将来の日本のためになりますか。もう一度、冷静に考えてみてください」。これは、教頭に言われた言葉です。同席した知人も、あきれ果てるような対応でした。私は、泣くことしかできませんでした。

教育委員会はいじめをもみ消そうとしているように見える 

 爽彩に何があったのか、真相を明らかにして欲しいと願っています。私は、爽彩がいじめに遭っているのではないかと、学校、教育委員会に何度も相談しました。学校、教育委員会は、爽彩も、家族も、だれも相談することはなかった、いじめの認知には至らなかった、などと繰り返し主張しています。教育委員会の態度は、「いじめ」をもみ消そうとしているようにさえ見えます。

 しかし、爽彩は、生前、だれにも知られないよう、内緒にしておいて欲しいと言って、担任の先生に相談していました。

遺族が加害生徒に今からでも気づいて、知ってほしいこと

 なぜ、学校は、爽彩に対するいじめを知りながら、何もしなかったのか。学校、教育委員会が、いじめから目を背ける間に、爽彩に何が起きたのか。そして、明るく元気で笑顔を絶やさない爽彩を、まるで違う人のようにしてしまったのは何だったのか。その真相を知りたいと願っています。

 第三者調査委員会には、今も違和感と疑問をぬぐい去れません。公平で中立な調査が行われているのか、誰が、どんな調査をして、本当に真実に迫ろうとしているのか。調査の進捗に関する情報が極端に少なく、調査委員会の動きを、どう評価すれば良いのか、いまだ戸惑っています。

加害者の生徒たちには、いじめで人が死に追いやられることがある、ということを知って欲しい。いじめは、相手に死を選ばせてしまうほど心に深い傷を与える行為だと言うことを、知って欲しい。そう思っています。たとえ、相手が顔で笑っていても、心に深い傷を受け、苦しんでいるということに、今からでも気づいて、自分たちのしたことを省みて欲しいと願っています。

 爽彩に何が起きたのか、生前、何か見聞きしたことがある人には、ぜひ情報を寄せて欲しいと願っています。第三者調査委員会は、だれが、どこで、どんな調査をしているのか、全く公にしていません。貴重な情報を持っている人がいても、これでは、情報を提供する先がないに等しいと懸念しています。今後、もし、何か情報をお持ちの方がおられたら、旭川いじめ事件を担当する弁護団に、情報をお寄せ頂きたいと思います。爽彩のメッセージを後世に伝え、教訓として残すため、どうか、皆さまの中で情報をお持ちの方がおられたら、弁護団に情報提供して下さいますよう、お願い申しあげます。

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 中学2年の少女を死に追いやったのは、誰か?

 凄惨なイジメの実態、不可解な学校の対応――。遺族・加害者・関係者に徹底取材した文春オンラインの報道は全国的な反響を呼び、ついに第三者委員会の再調査が決定。北の大地を揺るがした同時進行ドキュメントが「娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件」として書籍化されます。母の手記「爽彩へ」を収録。

 

bunshun.jp