<国会バリアフリー>障害者 地域で生きる保障を れいわ・木村参院議員

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<国会バリアフリー>障害者 地域で生きる保障を れいわ・木村参院議員
 

インタビューで、障害者支援や育児について語る木村英子参院議員=29日、東京・永田町の参院議員会館
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 重度障害があるれいわ新選組の木村英子参院議員(54)は二十九日、本紙のインタビューに応じ「地域で生きたい障害者はたくさんいる。どんなに障害が重くても地域で生きられる保障をつくっていきたい」と、障害者政策の拡充に意欲を語った。十九歳で始めた自立生活や結婚・出産・子育ての経験を生かし、障害者の生活目線に立って活動支援の在り方を見直していく姿勢も示した。 (大野暢子)
 重度障害者が公費で介助者を付けられる「重度訪問介護」については、利用者として「食事や入浴など、主に在宅のニーズに応える制度となっており、通学や通勤、余暇活動が十分に保障されていない」と強調した。
 公費の支給決定をする市町村ごとに支援内容のばらつきがあると指摘。「行政が認めた介護時間が短く、トイレや買い物に行きたくても行けないなどの苦労がある」と改善を訴えた。
 木村氏は生後八カ月で歩行器ごと玄関から落ち、頸椎(けいつい)を損傷。会話に支障はないが、右手首と首から上以外は動かせなくなった。二十四歳で結婚し、長男を出産。授乳の際は夫が木村氏の膝に息子を乗せ、落ちないようにクッションで固定していたという。
 子育て当時の鮮明な記憶として「ケガをさせたらどうしよう、何か頼まれるのでは、と思われるのか、ママ友はできなかった」と、周囲の保護者と心理的な距離があったことを回想した。
 「障害が重いと病院や施設に入り、社会経験を積む機会を奪われがちだ。健常者にも障害者を初めて見る人がおり、双方にコミュニケーション不足がある」とし、障害者であっても地域で自立し、健常者と同じ学校や職場に行ける環境の整備に意欲を示した。